大腸内視鏡と比べて精度は変わりますか?
大腸3D-CTでは5ミリ以下の病変や高さのない平べったい病変は大腸内視鏡と比べて精度は劣ります。しかし、大腸3D-CTはあらゆる方向からの観察が可能で、大腸内視鏡では見えにくい襞の裏側でも問題ありません。
「大腸3D-CT検査(CTコロノグラフィー)とはマルチスライスCTを利用した新しい大腸検査方法です。
従来の大腸内視鏡検査では内視鏡の挿入や検査前の大量の下剤服用などが必要でしたが、「大腸3D-CT検査」では内視鏡の挿入を必要とせず、患者様の負担を最小限に短時間で大腸を検査することが可能です。
内視鏡を使った大腸検査 | 大腸3D-CT検査 | |
---|---|---|
内視鏡の挿入 | 有り | 無し |
検査前の大量の下剤服用 | 有り | 無し |
検査時間 | 30分~1時間 | 20分程度※ |
※撮影状況によっては検査時間が長引く場合も御座います。
大腸3D-CT検査では肛門より炭酸ガス(CO2)を注入し、拡張させた大腸をCTで撮影し3D画像として描出することで、大腸内視鏡カメラで検査したような画像が得られます。
腸のシワの裏に隠れた病変も見逃さないよう、空気ではない炭酸ガス(空気の130倍のスピードで体内に吸収されます)を注入することで腸を拡張した状態で撮影します。検査時間も最短で20分と短く(大腸カメラは約30分~1時間)検査後も炭酸ガスはすみやかに体内に吸収されるので膨満感もすぐになくなります。大腸内視鏡カメラでの検査をためらっている方へおすすめします。
STEP
1
STEP
2
検査前に、問診を行います。受診可能と判断された場合、
事前処置の説明後、専用食をお持ち帰りいただきます。
STEP
3
※問診にて、過去病歴や体調確認などいたします。問診結果により受診いただけない場合があります。
大腸3D-CTでは5ミリ以下の病変や高さのない平べったい病変は大腸内視鏡と比べて精度は劣ります。しかし、大腸3D-CTはあらゆる方向からの観察が可能で、大腸内視鏡では見えにくい襞の裏側でも問題ありません。
必ず予約が必要です。お電話、インターネットでの予約が可能です。 事前の問診、検査説明を受けて頂き、後日の検査となります。
大腸3D-CTでは大腸内視鏡のような大量の下剤を飲む必要はございません。
炭酸ガスを注入するために、お尻から細いチューブを10cmほど入れる必要があります。ゼリーを十分につけますので安全に検査をすることが可能です。ただし、直腸脱や重度の内痔核をお持ちの場合は検査が難しくなります。
検査時間も最短で20分※と短く(大腸カメラは約30分~1時間)検査後も炭酸ガスはすみやかに体内に吸収されるので膨満感もすぐになくなります。
※撮影状況によっては検査時間が長引く場合も御座います。
大腸3D-CT検査で使用する炭酸ガスは、空気の130倍のスピードで体内に吸収されます。通常、検査終了後、数分で腹満感はなくなります。
大腸3D-CT検査は、肛門の診断は比較的困難。肛門の診断を希望される方は、消化器内科・外科を受診してください。
お腹の張りが取れましたら、お食事をして頂けます。
問題ございません。
検査後、約2週間で結果報告書を郵送させて頂きます。再検査、精密検査が必要な場合、適切な医療機関のご紹介もさせて頂きます。