日本糖尿病学会・近畿支部評議員
医学博士
PET検査はがんの診断に欠かせない検査になってまいりました。ここ数年PETの有用性に関する科学論文は枚挙にいとまがなく、現在がん診断治療ガイドラインに従来の診断検査法に代わってこのPET診断が組み込まれています。一方、がん発見のためのPETがん健診はスタート当時の過大な期待感から多少変化していますが、がん健診と併せたその診断力は必要性、科学的根拠において疑う余地はありません。
PETがん健診でがんを早期発見できれば、現在の高度な医療技術進歩によってその受ける恩恵は多大です。すなわち、早期がんであればほとんどの方が内視鏡や内視鏡下手術などの低侵襲治療で根治を享受することができます。聖授会OCAT予防医療センターでは1年間で健診者の30名以上の方にがんが発見されます。そしてその85%以上の方が早期がんで、またその90%以上の方が低侵襲手術治療を受けられ早期に社会復帰されています。さあ、PETがん健診を受けて健康で安心な毎日をお送り下さい。
日本放射線学会 専門医
日本核医学会 PET核医学認定医
日本内科学会認定医